台湾温泉ガイド

トップページ管理人レポート [2014年]

台北から金山温泉へ日帰り旅行~舊金山総督温泉

金包里老街を南端まで歩くと向かいに警察局がある。
前の通りが民生路で、そこをひたすら歩くと「舊金山総督温泉」に辿り着く。

・・・といっても距離があるのでタクシーを使うべきなのだが、元気もあったので歩くことにした。

途中、案内看板も。
金山温泉には複数の源泉があり、泉質も違うので温泉をはしごして楽しむこともできるそう。

金山温泉の魅力はなんと言っても源泉が4種類もあるということでしょう。海に近いところでは世界的にもかなり希少な海底温泉も楽しめますよ♪

●金山温泉郷[ジンサンウンチュエンシャン](台北ナビ)

その中でも日本統治時代に建てられたレトロな温泉施設が残っているのが「舊金山総督温泉」。台湾総督府の招待所として使用されていたという。

たどり着いた!

タイムスリップしたような門。
実はここは正門ではなかったのだが、ちょろっと入ってみると・・・

なにやらよさそげ!

建物も2000年にはいってから二階建てを四階建てに改築したとあるが、レトロな雰囲気は損なわれていない。

グルっと回ってこちらが建物の入口。

案内板もある。台湾回復後は国民軍がここに駐留したそう。

庭にあった「池」のようなものは冷泉SPAだったようだ。
それが180元、露天風呂は300元。四回の露天風呂からは海も見えて絶景とのこと。

今回は体調的に入浴不可だったので、お楽しみは次回に。
気になる方は台北ナビのレポートを見て欲しい。

●金山温泉郷[ジンサンウンチュエンシャン](台北ナビ)

螺旋状の階段をあがると、二階にはカフェレストランがある。

お値段かなりいいけど、コーヒーの種類も多く、他にジュースやかき氷など。

まったりコーヒータイム。
広いカフェレストランには年配客も何組かいた。

二階には屋外テラスもあり、ここでお茶することもできる。

さっき裏門から見た水色の池。・・・ではなく冷泉SPA。
階段もあって確かに入浴する場所なことがわかる。

プールみたいなものだろう。

ウッドデッキが作られチェアも置かれていた。

こちらは露天風呂。
かなり茶色っぽいお湯なのだろうか。

別のテラスから見下ろすとこんな感じ。細長い温泉だ。

崖になっているところに源泉からのパイプが設置され、勢い良くお湯が吹き出していた。

気持ちよさそう♪

しばしゆっくりした後、民生路をさらに進み、先端の水尾漁港まで行くことにした。
地図ではいくつか海鮮料理のレストランがあったので。

ただ残念かな、店が空いているのは近くの海水浴場が賑わう夏の間だけなのか、それとも週末限定なのか、どこも閉まっていた。

漁港エリアではこんな公衆浴場発見!

朝と夕方の4時から8時まで限定らしい。
残念ながら日中はやっていなかった。

正方形の湯船。
特に洗い場的なものもないので、その周囲でかけ湯で身体を洗うのだろう。

脱衣所も特に別れてはおらず、隅っこで服を脱いでこの棚に置くようだ。
こんな公共浴場にも入ってみたかったなあ。

建物自体はちょっと古いが、お湯を抜いた浴槽はきれいに掃除されており、髪の毛一本も落ちていなかった。

人もほとんどいないのどかな漁港。

先端には、海水浴場と漁港を結ぶ橋がかけられていた。
夏の間はきっと、泳ぎに来た人がこの橋をわたって海鮮レストランにやってくるのだろう。

観光客と思われる女性三人はみな厚手のダウン(もしくはなんちゃってダウン)コートを着ていた。

沖縄本島より南、石垣島や宮古島、与那国島とあまり違わない緯度の場所にある島とは思えない風景だ。
(日本人的には正直、薄手のコート一枚で十分なんだけど)

実はこの近くには、原子力発電所がある。「核能」がそれだ。
「緊急集結点」とあるが、何か事故等が発生した時の集会場なのだろうか。

この漁港から金山市内中心部まで路線バスで戻り、郵便局近くのバス停から再び行きと同じ、国光客運の「1815路」に乗って台北市内に戻ってきた。今回は結局「温泉下見」だけで終わってしまったので、次は温泉に浸かりたい。